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着物を売るなら?

着物を売るならリサイクルショップ?古着屋?着物買取専門店?違いを比較!

「着ない着物がたくさん家にあって困ってる」「家族が残した遺品の中に着物があって、どうしよう?」クローゼットや押し入れを圧迫する着物に困っている…という方、意外と多いのではないでしょうか。もう着ない着物だけれど、捨てるのはちょっともったいないもの。せっかくならば高く売りたいですよね。

着物を売る場合、売り先にはリサイクルショップや古着屋、また着物買取専門業者といった選択肢があります。着物を売るのに最適なのは、どの選択肢なんでしょう?

今回はそれぞれのお店に着物を売る場合のメリット・デメリットをご紹介していきます。

着物をリサイクルショップで売る場合

リサイクルショップとは、衣料品を含め、電化製品・酒類・毛皮・宝飾品等、ユーズド製品を手広く扱うショップのこと。お店によって主軸とする商品は異なります。街によくある「なんでも買います」ショップが、いわゆるリサイクルショップの代表格ですね。

着物をリサイクルショップに売るメリット

近場にあれば移送がカンタン

お近くのリサイクルショップを利用する場合には、宅配料金等がかからないのがメリット。着物は畳んだ状態でも少々かさばりますが、1枚~2枚程度であれば手持ちの状態でもカンタンに運ぶことができます。段ボール箱にいっぱい、数箱以上…という場合には車等での運搬が必要になりますが、近場であればガソリン代等もあまりかかりませんね。

買取可の場合ならば即日で現金化

リサイクルショップでの買取方法は店舗により多少異なりますが、大まかには以下の通りとなります。

  1. 店舗直接持ち込み、もしくは事前予約
  2. 店頭での査定
  3. 査定価格に納得した場合、身分証(免許証)等を提示
  4. 査定価格がショップ側から支払われ、手続き終了
※古物業者に着物等の古物を売る場合、身分証の提示は必須です。
※18歳未満・未成年者からの買取は古物営業法によって禁じられているため、保護者同意書・委任書、もしくは保護者と連れ立っての来店が必要です。

着物買取がOKという場合には、不要な着物をすぐに現金にできるのが助かりますね。「今日明日には着物を売ってスッキリさせたい!」といった非常に急ぎの場合には、リサイクルショップという選択肢もアリとは言えます。

他のモノと一緒に処分ができてスッキリ

多くのリサイクルショップでは、着物以外の家具・家電・おもちゃ・雑貨等の取扱も行っています。着物以外の不用品もまとめて買い取りして貰えば、大掃除の時などに家の中をスッキリとさせることができますね。

着物をリサイクルショップに売るデメリット

着物取扱の事前確認は必須

幅広い商品を扱うリサイクルショップも、「着物は買取不可」というパターンは非常に多いです。この理由としては、主に以下の3つが挙げられます。

【リサイクルショップで着物が嫌われる理由】
・商品の見分けを付けられる専門家が居ない
・虫食い・カビ等の状態チェックが難しい
・ディスプレイができない(マネキン・ボディ等に着付けができない)

カンタンに言えば「着物に詳しい人が居ないので、価値がわからない」ということです。洋服類や酒類・宝石類等に比べると、着物は価値判断を付けるのに専門知識が沢山必要になります。いわゆる「メジャーブランド」がほぼ無い上にホンモノ・偽物の見分けも難しいので、着物鑑定士が居ないショップでは「着物は鬼門」とすら言われています。

大量に着物を持っていってから「うちは着物は買取不可です」と言われたら困りますよね。必ず事前に電話かメール等で問い合わせをして、着物取り扱いを行っているか確認をした方が良いでしょう。

買取不可となる可能性が高い

「着物買取をしている」という場合でも、リサイクルショップでは以下のような着物はほぼ「買取不可」となります。

【リサイクルショップで買取不可となりやすい着物】
・傷がある、シミがある
・柄が古い
・季節に合わない(冬に夏物の絽の着物、等)
・家紋が入っている

新品に近い美品で保管状態の良いものでないと、買い取って貰えない可能性が高いです。

買取価格が非常に安い

前述のとおり、リサイクルショップには着物の価値判断ができる鑑定士がいません。そのため着物の買取価格はハッキリ言って「二束三文」です。大島紬の美品だろうが正絹の訪問着だろうが「5枚でまとめて数百円」といったケースは珍しくありません。手間賃やガソリン代にすらならないという可能性もあります。「とにかく今日中に着物を片付けてしまいたい!」といった場合を除くと、リサイクルショップという選択肢は着物を売るのに適しているとは言いづらいところです。

着物を古着屋に売る場合

「古着屋」とは、古物店の種別としては「衣類のみ」を取り扱うリサイクルショップのことを指します。『RAGTAG』『ブランディア』等、いわゆるブランド古着買取の専門ショップも増えていますね。ただ近年では「古着屋」に対する考え方にも幅が生まれており、以下のような店舗のことのみを「古着屋」と呼称するケースも多いです。

  • ・デッドストック、ヴィンテージ古着のみ等、レアな衣類を取り扱う店舗
  • ・60年代古着・70年代古着・ヨーロッパ古着等、店舗により取扱製品にテーマを置いているショップ
  • ・買付けを海外・国内専門業者などから行っている店舗 等

ここではおおまかにユーズド衣類全般を取り扱う店舗として、古着屋に着物を売るメリット・デメリットをご紹介します。

着物を古着屋に売るメリット

傷あり・シミありでも売れるケースもある

古着屋の買取ルールは、店舗によって大きく異なります。ブランド古着系や一般的なリサイクル系の場合だと「美品・傷なし・新品に近い」といった状態の良さが買取の可否を左右しますが、オシャレ系古着屋・テーマ系古着屋の場合、傷みやシミありでも「買取OK」とするケースも見られます。

また一般的には買取を拒否されてしまいやすい「ウール着物」でも、オシャレで現代的な柄行等の場合、買取を行う古着ショップも一部あります。

現金化が早い

古着屋もリサイクルショップと同じく、基本は店舗での査定+即時その場での支払いです。

ブランド着物・ブランド浴衣等は高価買取のことも

国内の洋服ブランドが展開している浴衣・着物等の場合等の場合、高価買取が行われることもあります。(ただし購入時の証書・証明書・タグ等は必須です)

着物を古着屋に売るデメリット

「着物買取不可」の店舗は多い

古着屋でもリサイクルショップ同様、着物を買取不可としている店舗は非常に多いです。こちらも店舗に直接持ち込む前に、着物の取扱を行っているかどうか確認をしておいた方が良いでしょう。また店舗によっては、買取査定を行えるスタッフが常時在籍していないこともあります。

買取価格は平均的に安い

洋服類を主に取り扱う古着屋の場合、着物の値付けはやはり「二束三文」となるケースが多いです。前述のとおり、「若い人が知っているドメスティックブランドの着物」といったものだと『ブランド』として扱われることもあるのですが、基本的には証書があるものでも「ノーブランド品」として取り扱われることがほとんどとなります。

「100万円以上で購入した総絞りの着物」よりも、「安めのブランドの5万円程度のプレタ着物(ウール小紋、浴衣等)」が高価格買取になる…といったケースが珍しくないのが、ブランド古着屋による買取です。古着屋にもほとんどの場合には着物鑑定士が居ませんから、「現代で人気のあるブランド」「タグが付いているプレタ浴衣」等の方が価値が判定しやすいというわけです。よほど着物流通に強い店舗で無い限り、作家着物・伝統工芸品着物等を高額買取をするケースは少ないと考えられます。

着物を着物買取専門店に売るメリット・デメリット

着物買取専門店とは、その名のとおり中古着物の買取に特化した業者のことを指します。ここでは着物・帯等の和装小物等の買取のみを行う業者の他、着物買取に特化した部門を置いている総合買取業者を利用するメリット・デメリットについてご紹介していきます。

着物を着物買取専門店に売るメリット

適正な価格で買い取ってもらいやすい

着物買取専門業者には、多くの場合「着物鑑定士」等の専門知識を持つ鑑定士が在籍しています。「辻が花」「芭蕉布」といった伝統工芸品・作家着物を見分けるには、きちんとした専門知識が必須です。しっかりとした知識を持っている業者の場合、証書のある伝統工芸着物・作家着物は数十万円クラスといった高額買取をしてもらえることもあります。

「難あり着物」を買い取る業者も多い

着物買取業者の中には、海外への中古着物の輸出ルートを持っている業者も数多くあります。日本独自の文化である「キモノ」は海外からもとても注目されているんです。海外ルートの場合、日本国内での中古着物の流通とは異なり、以下のような着物の需要も高い傾向にあります。

【着物買取業者が買い取ってくれる着物例】
・柄が古い
・傷みがある(傷・シミがある)
・サイズが小さすぎる・大きすぎる
・家紋が入っている 等

通常のリサイクルショップ等の場合、上記のような着物はほぼ「買取不可」となってしまうでしょう。でも着物買取専門店であれば、このような着物も買い取ってもらえる可能性が高いというわけですね。

無料宅配買取サービスを行う業者も多い

最近では着物の買取について、「宅配買取」のサービスを備える業者が珍しくなくなってきました。またLINE等のサービスを利用して無料査定ができる業者も増えています。宅配買取であれば、業者が配送してくれた段ボールに着物を詰めて送るだけでOK。段ボール箱代や送料等は無料となっています。

売りたい着物の数が多い人、店舗に持ち込みをする時間が無い人でも、このようなサービスを使えば手軽に着物を売ることができるでしょう。

着物を着物買取専門店に売るデメリット

業者によって買取可否の基準が違う

着物専門業者であれば、着物をなんでも買い取ってくれる…というわけではありません。業者によって買取内容は異なります。特に以下のような着物の場合、「買取不可」となるケースは多いです。

【着物買取専門店でも買取不可となりやすい例】
・ウールの着物
・喪服着物
・長襦袢・半襟・草履等の付属品や小物類

売りたいものがある場合、事前に業者に問い合わせて買取がOKかどうか確認をしておいた方が良いでしょう。

業者によって対応時間が異なる

最近では宅配買取の着物買取業者でも入金がスムーズになりました。宅配到着から査定までに3日前後、査定了承の連絡から入金振込までは当日もしくは翌営業日!といった
スピード査定&振込をする業者も珍しくなくなっています。

とは言え、すべての業者が上記のようなスピード対応をしているわけではありません。
【着物買取業者の対応日数相場】

  • 宅配買取の場合:宅配到着後3日~10日前後で査定→査定後に電話かメールで連絡→査定了承後、当日もしくは翌日に振込
  • 訪問査定の場合:訪問査定申込み後、翌日~一週間前後で査定士が自宅を訪問→物品査定後、買取価格を提示→買取価格に了承すれば、当日その場で現金引き渡し

宅配買取の場合でも、訪問査定の場合でも、着物を売って現金化するには平均一週間程度の時間がかかると考えておいた方が良いでしょう。

おわりに

リサイクルショップ・古着屋・着物買取業者…一見すると同じように見えるこれらの古物買取業も、着物を売る場合には意外と違いが大きいことがわかりますね。着物に慣れていない人にとっては、「広げた着物をシワにならないように畳む」ということすら難しいもの。普段から着物を取り扱わないリサイクルショップや古着屋の場合、着物は取り扱いや保管が難しいものとして「買取拒否」をされてしまいやすいんです。せっかくのお着物だから適正に処理して欲しい…そう考えるのであれば、専門知識のある着物買取業者に依頼をすることがベターと言えるのではないでしょうか。
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