着物買取方法

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着物の出張買取はトク?訪問買取のメリットとデメリットを解説!

「古い着物を業者に買い取ってほしい」という時、「出張買取(訪問買取)」にしようか「持込買取」のほうが良いのか…と、買取方法選びについて悩む人は多いはず。どの買取方法にも魅力はありますが、自分にとってできるだけトクになる買取方法を選びたいですよね。

今回は着物の「出張買取」・訪問買取」について、そのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

着物の出張買取・訪問買取とは?サービスの流れ

着物の「出張買取(しゅっちょうかいとり)」とは、買取業者の査定員に自宅まで来てもらうタイプの買取方法のことを指します。査定員が自宅を訪問するため、業者によっては「訪問買取(ほうもんかいとり)」という名前で呼んでいることもあります。

【出張買取の一般的なシステム】
1)電話もしくはWebで買取申込
2)業者から連絡、訪問日時を決定
3)査定士が決定した日時に自宅に到着
4)準備しておいた着物を査定士が鑑定&査定
5)査定額に顧客がOKしたら、その場で買取金額を現金で手渡し
6)査定士が着物を持って帰る

※着物買取業者によっては、申込み方法・支払い方法等が異なる場合があります。

着物を出張買取してもらうメリットは?

着物の出張買取・訪問買取には、以下のような魅力・良い点があります。

1.着物の梱包・運搬の手間いらず!

店舗にまで着物を持ち込む「店頭買取」の場合、着物は客側が店にまで持ち運ばなくてはなりません。着物・帯の点数が多かったり、着物の種類が振袖等の場合には荷物が多く重くなり、運搬するのもかなりの手間となります。

また「宅配買取」の場合では、着物を一点ずつキレイに畳んで業者の指定どおりに梱包する必要もでてきます。大量に着物がある場合、特に梱包が大変です。

また梱包方法が適切でなく、業者に配送する間に着物にシワ等がよってしまうと、それで査定額が下がってしまう恐れもあります。

その点「出張買取」なら、着物は「押入れやクローゼットから出してきたまま」の状態でもOK。買取のために特別な準備をする心配はありません。着物の取扱がわからない人、上手に梱包できるか不安な人にも向いているサービスと言えます。

2.玄関先での着物査定もOK!

かつての出張買取・訪問買取というと「査定士を応接間等に上げて、お茶を出して…」という堅苦しいイメージがありました。しかし最近の出張買取のスタイルは、もっとカジュアルで気軽!着物の買取の場合には「着物の現物」は玄関先でも見ることができますから、「玄関先で査定OK」としている着物買取業者が多いのです。

「部屋が片付けていないから恥ずかしい」「知らない人に部屋に上がられるのは不安」という人でも、玄関先の査定ならいいかな…と思えることが多いのではないでしょうか。

3.査定員による解説で査定額にも納得!

出張買取では、対面式で査定員による着物についての詳しい説明を聞くことができます。「この友禅は証文があるから高額で買取」「この喪服着物は状態が良いのでランクアップ」等等…きちんとひとつひとつの説明をしてくれる業者がほとんどですから、買取金額に対して心から納得できることでしょう。

4.スピード査定後の買取額は即日手渡し!

着物の出張買取の場合、訪問員が算出した査定額に顧客が了承したら、基本的には査定額のとおりの金額をその場で現金で手渡しとなります。その場ですぐにお金の受け渡しができるので振込よりも安心感がありますし、「着物を早く現金化したい」という時にも助かりますね。

5.その他の不用品も一緒に買取OK!

着物買取専門ではなく、貴金属や宝石・毛皮等の買取も行う中古買取業者の場合、着物以外のその他の不用品も訪問時にまとめて査定をしてくれます。

「ご家族・ご親戚等が遺されたものをまとめて処分したい」「引越しの際に断捨離をしたい」といった時等、不用品を一挙にスッキリさせたい時にも出張買取は便利です。

着物を出張買取してもらうデメリットは?

口コミでの良い評判も多い「出張買取」ですが、デメリット・悪い点もあるのでしょうか。

1.出張に時間がかかる買取業者も

出張買取を思い立ったら、できるだけ早く出張査定に来てもらいたいもの。でも着物買取業者の抱えている査定員の人数や配置によっては、スケジュールがなかなか合わない…ということも考えられます。業者によっては「査定に来るまで数週間待ち」というケースもあるようです。

反対にスピード査定をウリとしている着物買取業者では、「申し込んだ即日」にスケジュールの開いている査定士が自宅に来てくれることもあります。早めに出張買取に来て欲しい!という場合には、査定員を多く抱えるスピード買取がウリの業者を選んだ方が良いかもしれません。

2.着物査定員の性別が選べない場合もある

女性で一人暮らしをしている場合、着物の出張買取で男性査定士を自宅に招き入れるのに抵抗がある…という人も多いのではないでしょうか。

最近ではこのような顧客の不安を減らすため、女性査定士を多く配置する着物買取業者も増えています。しかし業者によっては、査定士の性別が指定できないことも。ご不安な場合には、「女性査定員指定」ができると名言している訪問買取業者を選んだ方が良いでしょう。

3.着物の買取点数に条件があることも

着物買取業者によっては、「出張買取は着物10点以上から」といった条件・制限を設けていることもあります。売る着物の点数が少ない場合には宅配買取で…といった誘導をされるケースもあるようです。

「売る点数は少ないけれど、どうしても出張買取・訪問買取の方が良い!」という場合には、「一点からでも出張買取OK」と名言している着物買取業者を選ぶことをおすすめします。

4.地域によって出張NGの場合も

出張買取・訪問買取を選ぶ場合、何よりチェックしなくてはならないのが着物買取業者の「出張対応範囲」です。

全国出張対応をしている着物買取業者もありますが、業者によっては「関東のみ」「近畿のみ」といったエリア指定があることも。また「新潟県内でも下越地区のみ」といった「県内の細かなエリア指定」がある業者も珍しくありません。

お住まいの地域によっては、自宅にまで来てくれる着物買取業者がなかなか見つからない…というケースも考えられます。このような場合には、できるだけ規模が大きい買取業者か、地元の自治体に事務所を置いている着物買取業者を選ぶようにしましょう。

まとめ:こんな人には着物の「出張買取」がおすすめ!

着物の出張買取・訪問買取のメリット・デメリットはいかがだったでしょうか?出張買取の良い点悪い点を見ていくと、以下のような人が着物の訪問買取に向いていることがわかります。

  • 売りたい着物の点数が多い人
  • 遺品整理・断捨離等、処分したいモノが多い人
  • 着物の運搬の手間を省きたい人
  • 自家用車等がなく、店に持ち込むのが難しい人
  • 着物をたたんだり包んだりするのが面倒な人
  • 着物の買取金額を一点ずつキチンと確認したい人
  • 着物を売るか売らないかをその場で判断したい人
  • 自宅に居る時間が比較的長い人

特に「処分したい着物が多い」という時には無料で来てくれる出張買取が便利!「一点掘り出し物があったことで、その他の買取額も少しずつオマケをしてくれた…」といったケースもあるようですよ。

自分のライフスタイルや売りたい着物の点数に合わせて、ベストな買取方法を選びましょう。

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